A.生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳または粉ミルクから栄養を摂り成長します。
そこでよくお母さんたちから「母乳と粉ミルク、どちらがいいの?」という質問を聞きます。
大切な赤ちゃんがすくすく成長していくための栄養源、親としてはとても気になりますよね。
ここでは母乳と粉ミルクそれぞれの良い点や、気をつけたい点を詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
【母乳と粉ミルクの良いところ】
一般的には母乳育児の方が赤ちゃんにとって良いと言われてはいますが、母乳と粉ミルク、それぞれ良いところがたくさんあります。
<母乳>
出産後1週間ほどの間に出る黄色くとろっとした初乳の中には、赤ちゃんが必要とする栄養はもちろんのこと、病気に対する免疫がたっぷり含まれています。
また母乳は、いつでもすぐにあげられるのでミルクを作る手間が省けたり、哺乳瓶なども要らないので準備や片付けが不要だったりと、とっても楽です。
そしてお母さんの子宮の回復がスムーズにおこなわれ、体重も落ちやすくなります。
<粉ミルク>
粉ミルクは赤ちゃんがどのくらい飲んだのかがはっきりわかることから、赤ちゃんが必要なだけ飲めているかどうかが把握できます。
またお母さんが疲れているときなどは、お母さん以外の人でも授乳をしてあげることが可能。
さらには、粉ミルクは赤ちゃんの腹持ちがいいので、母乳での授乳よりも長い時間眠ってくれるという嬉しい点もあります。
【母乳と粉ミルクの注意したい点】
では、次に母乳と粉ミルクそれぞれの注意点・デメリットを見ていきましょう。
<母乳>
母乳はお母さんの食べたり飲んだりしたものが、そのまま赤ちゃんのお口へ入ることになります。
ですから、食事はもちろんのこと薬やお酒にも細心の注意を払わなければなりません。
また、乳房が切れるなどのトラブルや、お出かけの際には授乳に気を使わないといけないという状況もあるでしょう。
<粉ミルク>
粉ミルクは赤ちゃんの免疫力が不足する可能性があるほか、ミルクや哺乳瓶など授乳のために必要な物を購入しなければなりません。
また慣れないうちは調乳に時間がかかり、赤ちゃんを待たせてしまうこともあるでしょう。
【まとめ】
母乳は赤ちゃんが必要とする栄養源としてもっとも適しているということから一般的には母乳育児が推奨されています。
ですが、最近では粉ミルクの成分もとても良く、母乳育児が必ずしも「いちばん良い」とは限りません。
お母さんと赤ちゃんの置かれた環境や状況によって合うものが「いちばん良い」のです。
おかあさんがストレスなく、赤ちゃんと一緒に成長できますように、応援しています。