よくあるご質問

歯科と保育

2020/04/21

お子さんの歯磨き・歯ブラシ、うまくいっていますか?家庭ではなかなか歯磨き指導は難しいですね。それでも健康にかかわることだから、小さなうちに歯のケアを習慣づけたいもの。子どもの頃にしておきたい「歯のケア」や「大切にしたい食生活」について考えます。

歯が生え始めた!この頃の歯みがきで大切なこととは?

乳歯がはえはじめたらすぐに歯磨きをスタートしましょう。はじめは磨くのを嫌がるかもしれませんし、はじめは楽しく取り組めていたのに途中から嫌がるケースもあるでしょう。はじめは歯ブラシを使わず、ガーゼで拭いたり、乳歯用の歯ブラシを口の中でに入れる練習からで十分です。
歯や歯茎に歯ブラシが触れる感覚に慣れてきたら、1本ずつ優しく磨いていきましょう。1歳半くらいから自我が出始め、嫌がるようになりますが、無理に押さえつけて力が入ったり痛みを感じるとさらに嫌がるようになってしまいます。丁寧にゆっくり、できるところまででも、毎日行うことが対セルです。

食生活や習慣を見直してみましょう

食事はバランスの取れた食事が基本です。歯も体の一部なので十分栄養に気を付けましょう。また決まった時間に食事やおやつを摂ることも大切です。甘い食べ物や飲み物を禁止していても虫歯になることはあります。甘いものは子どもの楽しみであり、心の豊かさや安定につながるものでもあります。時間や量を決めて食べ、食べた後は歯磨きをする習慣をつけましょう。

また食事は、噛むことを大切にできるメニューを意識してみましょう。噛むことは能の発達を促し、顎を育て、丈夫な歯を作るといわれています。最近顎の発達が遅れ、顎が小さいために歯並びが良くない子どもが増え矯正しているお子さんもいます。顎の発達が遅れることで、体の筋肉の成長を阻害したり、運動機能のや姿勢にも影響がでることがあります。さらに、永久歯にも影響が出てきてしまいます。

噛むことを意識した食事メニューは、たくさん咀嚼することで唾液の分泌も促すことになり、唾液の分泌は虫歯の予防へとつながります。
歯ごたえのある食べ物は、2~3歳ならリンゴや梨など、4歳以上になればこんにゃくなどの柔らかで歯でかみつぶすのに時間のかかるもの、ごぼうやレンコンなどたくさん噛まなければ繊維質の残るものなども取り入れてみましょう。

虫歯がないように見えるけれど大丈夫?

虫歯は歯が茶色や黒くなるものだけではありません。また、歯と歯の間に隠れて虫歯になることもあり、目に見えない場所の虫歯が進行していることもあります。専門医の元で定期的に検診を受けることをお勧めします。その際には歯ブラシの指導を受けることもできますよ。また歯科医院に行き、器具が口に入ることや、横になって受診するこに慣れておけば、いざ虫歯ができたときの治療にも恐怖心を抱かずに受けることができるでしょう。

歯ブラシ以外に虫歯から守る方法とは?

保育園や小学校などでは「フッ素洗口」を行っているところもあります。フッ素とは虫歯の進行を抑制する成分で、最近は歯磨き粉にも配合されていることが少なくありません。そういったものを日ごろから使うことをお勧めします。また、歯みがき後にデンタルフロスを使うことも虫歯予防には効果的ですね。さらには、キシリトールも虫歯予防に有効だと言われています。キシリトールのみではなく砂糖が配合されているものもあるので注意が必要です。歯科医に相談してみましょう。

子どもと一緒に考える時間を持とう

食事をおいしく食べるためには歯を一生大切にしなければならないことなどは、歯に関する絵本を一緒に見ることでも理解を促すことができます。また、歯ごたえのある食べ物を嫌う子どもが多いときは、一緒におやつ作りをするなど楽しさをプラスし、食育体験を通して伝えていきましょう。

まとめ

当園は、あゆみ歯科クリニックが運営する保育園です。子ども達は3か月に1回、歯並びチェックや虫歯チェックを行い、歯の健康には十分留意しております。また、大事な乳歯を守るためにフッ素塗布も行っています。
小さな頃にこういった習慣を意識付けすることは、一生ものの歯を作ることへとつながります。歯のケアについての保護者の方々からのお悩みにもお応えすることができます。
特色のある園へ、一度見学にいらしてみてはいかがでしょうか。見学についてのお問い合わせは随時お受けしております。ご連絡をお待ちしております。