A,子どもが虫歯になったら 歯医者へ連れて行くお父さん・お母さんがほとんどでしょう。
では、その虫歯が乳歯だった場合はどうしますか?
ここでは、乳歯が虫歯になった場合放っておいても大丈夫なのか?また、乳歯の虫歯予防についても紹介していきたいと思います。
【乳歯の虫歯は放っておいてもいいの?】
乳歯は永久歯に生え変わる際に抜け落ちてしまう歯です。
そのため「痛がっていなければ歯医者に連れて行く必要はないのでは?」
という声をよく聞きます。
ですが、乳歯の虫歯を放っておくと次のようなことになってしまいます。
<偏食になる>
噛むと痛みを感じたり、虫歯のせいで噛みにくくなったりすることで、硬い食べ物を嫌うようになり、偏食になってしまいます。
<顎の発達への影響>
上手に噛めなくなると、咀嚼回数が減り噛む力や顎の発達の妨げとなります。
<虫歯菌の増殖>
虫歯を放置していると口の中の細菌が増え、ほかの歯も虫歯になりやすくなります。
<歯並びが悪くなる>
虫歯のため乳歯を早期に抜歯した場合、両脇の乳歯が傾くことがあります。
そうなると永久歯が生えるスペースがなくなり、歯並びが悪くなってしまいます。
【とっても大切な乳歯の虫歯予防】
乳歯が虫歯になってしまわないためにできる予防法を紹介しましょう。
<間食の回数や内容に気をつける>
間食は1日に1〜2回、10時または15時と決めてダラダラ食べないようにしましょう。
また虫歯菌が好む、糖分をたくさん含むものばかりではなく、硬さのあるものも選ぶようにしましょう。
<仕上げ磨きは必須>
自分で歯ブラシが持てるようになると、仕上げ磨きを嫌がる子どもも多くなりますが、磨き残しは虫歯になる大きな原因のひとつです。
とくに就寝中は殺菌作用がある唾液の分泌も減少し、虫歯菌が増えやすくなります。
仕上げ磨きは必ずしてあげるようにしましょう。
<定期的に歯科検診を受けよう>
虫歯があっても、痛みを感じないものがあったり、お父さん・お母さんが見逃してしまっていたりすることもあります。
ですから、定期的に歯科検診を受けるようにしましょう。
その際歯を強くし、守ってくれるフッ素を塗ってもらうのもおすすめです。
【まとめ】
乳歯の虫歯を放置するとどうなってしまうのか、また予防法について紹介しました。
乳歯はそのうち抜けてしまうからと思っている人も多いかもしれませんが、虫歯になってしまうと永久歯へ大きな影響が出てしまう可能性がありますので、虫歯になってしまったら必ず歯医者で治療してもらうようにしましょう。
また日頃からできる予防を心がけ、定期的な歯科検診を利用し、虫歯にならないよう気をつけてあげてくださいね。