Q:Q,正しく安全なおんぶの仕方を教えてください。

A,生まれたばかりの頃は抱っこしかできないため、そのまま抱っこ育児を続けている人が多いようですが、最近ではおんぶ育児にもメリットが多いと注目されています。

今回はそんなおんぶ育児について、うれしいメリットや正しく安全なおんぶの仕方まで紹介していきます。

【おんぶ育児のメリットとは?】

抱っこ育児にもいいところはたくさんありますが、おんぶ育児には、抱っこ育児とはまた違ったメリットがたくさんあります。

(この際のおんぶは、抱っこ紐を使っているという前提になります。)

<お父さん・お母さんの両手が自由になる>

赤ちゃんを抱っこしていると、手がふさがってしまうためできる動作に限りがでます。

また抱っこ紐を使って抱っこをしていても、やはり体の前での作業が難しくなります。

ですがおんぶだと両手は完全にフリーになり、掃除、洗濯、料理など目の前での作業もラクラクです。

<赤ちゃんの視界が広がる>

抱っこされている赤ちゃんはお父さん・お母さんの顔はしっかり見ていられますが、周りのものはよく見えません。

一方でおんぶだと、横の景色も十分に見られるため赤ちゃんの視界を広げることができます。

<親のぬくもりを感じられる>

抱っこでなくとも、親のあたたかさや匂い、呼吸などもおんぶで十分に感じることができます。

また抱っこよりも安定感があるため、ぬくもりを感じながら知らないうちに眠っているという、うれしいポイントもあります。

【抱っこ紐を上手に使った正しく安全なおんぶの仕方】

おんぶは必ず赤ちゃん自身が、自分で自由に首が動かせるようになってから始めましょう。

そして必ずおんぶができる抱っこ紐を使ってください。

(エルゴベビーを使ったときのおんぶの方法です。)

1:体の前(右寄り)に赤ちゃんが入るキャリアを持ってきて、ウェストベルトを装着する。

2:赤ちゃんを右の腕で抱っこし、左手を使ってキャリアのお尻と背中にあたる部分を赤ちゃんにかぶせる。

3:キャリアに赤ちゃんが入ったら、キャリアごと赤ちゃんを右腕で支えながら、左手でウェストベルトを少し回す。

4:右腕で赤ちゃんを支えたまま、左肩に肩ストラップをかける。

5: 左手で右肩のストラップを持ち、赤ちゃんが落ちないよう十分注意しながら、右肩に肩ストラップをかける。

6:赤ちゃんを背中に回ししっかりと安定させたら、胸の前にあるバックルをとめる。

参考動画:エルゴベビージャパンhttps://www.youtube.com/watch?time_continue=166&v=MgVOPo5rnLI

【まとめ】

正しく安全なおんぶの仕方についてまとめました。

抱っこに慣れている赤ちゃんだと、おんぶはいつもと違うため、初めは不安に感じてしまうかもしれませんが、そのうちおんぶの安定感に安心してくれるでしょう。

おんぶは首がしっかりしてきてから、とはいうものの呼吸ににくくなっていないか、知らないうちに危ないものを掴んだりしていないかなど、定期的に鏡で安全をチェックしてあげてくださいね。

Q:Q,親の歯並びが良くないのですが、歯並びは子どもに遺伝するのでしょうか?

A,歯並びがあまり良くないお父さんやお母さんたちは、子どもへ自分の歯並びが遺伝したらどうしよう、と心配になりますよね。

そもそも歯並びは遺伝するのか、また歯並びのために普段から気をつけられることはあるのか、今回はそんなポイントに注目していきたいと思います。

【子どもの歯並びに遺伝は関係するの?】

まず結論から、歯並びは遺伝の影響を受けることがあります。

これは、親子の顔が似ていたり、骨格が似ていたりするのと同じで、歯並びも似る可能性が十分にあるということ。

ですが、実は歯並びは遺伝の影響だけで決まってしまうわけではありません。

以下のような生活習慣も歯並びに影響してくるのです。

【生活習慣も歯並びに影響する】

では、日常生活の中で歯並びに影響することをいくつかあげてみました。

改善策も合わせて紹介しますので、参考にしてみてください。

<口呼吸>

口呼吸をしていると、知らないうちに舌が置かれるべき場所と違ったところへ置かれるようになり、上顎と下顎の成長バランスが崩れてしまいます。

そんな状態が癖になり続いてしまうと、上前歯が出る状態・出っ歯になってしまう可能性があります。

また、口呼吸をしていると口内が乾き、口臭の元に。

さらには、殺菌作用のある唾液が減り虫歯にもなりやすくなります。

口呼吸の原因は鼻づまりなど、鼻で呼吸がしにくいケースが多いので、そう言った場合には早めに耳鼻科での診察を受けるようにしましょう。

<食生活>

柔らかいものばかりを好んで食べ、硬いものを食べないという食生活を続けると、よく噛まずに飲み込んでしまう癖がつきます。

咀嚼回数が減ると顎の成長が妨げられ、永久歯がすべて生えそろうだけの十分なスペースがない状態になり、歯並びがでこぼこになってしまいます。

偏食を避けるためにも、なるべく糖質の少ない硬い食べ物を多く取り入れるようにしましょう。

<癖>

片方の歯ばかりで食べたり、頬づえをついたり、うつ伏せで寝たりといった癖も歯並びに大きく影響します。

また永久歯へ生え変わる5歳頃になっても、指しゃぶりをする癖や唇を噛む癖もよくありません。

こういった行為は癖になってしまうと治すのに時間がかかる場合もありますので、できれば小さいうちから繰り返さないよう、しっかりと注意してあげましょう。

<虫歯の放置>

どうせ生え変わるからと、乳歯の虫歯を放置してしまうと、噛みにくいため噛み方が偏ったり、硬いものを食べないようになったりと、顎の成長に悪い影響が出やすくなります。

顎が十分に成長しないと、永久歯が生えそろうスペースが足らなくなり、歯列にも悪影響が出ますので、永久歯はもちろんのこと、乳歯の虫歯も必ず放置せず早めに治療を受けさせてあげましょう。

【まとめ】

親の歯並びは子どもに遺伝するのか、また普段の生活がどう歯並びに影響するのかを合わせて紹介しました。

歯並びを決定付ける要素として遺伝はありますが、生活習慣も大きく関わります。

ですから、少しでも良い歯並びにしてあげるためには、癖を直して永久歯がきれいに生え揃えられるよう注意してあげてくださいね。

Q:Q,虫歯になりやすい体質があると聞きましたが、本当ですか?

A,時期の個人差はありますが、赤ちゃんは生後6ヶ月〜9ヶ月頃になると、歯が生えてきます。

とっても可愛く、成長を感じられる反面、お父さんとお母さんには「虫歯」と言う新たな悩みが増えることになります。

今回は、そんな悩みの中でも耳にすることが多い「虫歯になりやすい体質はあるの?」について詳しく紹介していきたいと思います。

【虫歯になりやすい体質とは?】

生まれて一度も虫歯なったことがない!という大人もいますが、そういう人は生まれつき歯や唾液の質が良く、虫歯になりにくい体質を持った人でしょう。

反対に虫歯になりやすい体質とは?

口の中は普段「中性」です。

そこから飲食することにより、歯が溶けやすくなる「酸性」になっていきます。

飲食後、再び口の中が「酸性」から「中性」になるまでの時間が長いと、虫歯になりやすい体質だということになります。

自分の場合はどうなのかは、唾液の成分を調べて検査をすることができますので、ぜひ知りたい!という人は歯科で調べてもらいましょう。

【虫歯ができやすい人の特徴】

前述したように、虫歯はできやすい体質の人と、できにくい体質の人がいます。

歯や唾液の質などは遺伝による場合もありますが、ここでは生活習慣によって虫歯ができやすい環境を作ってしまっている人の特徴をまとめてみましたので、チェックしてみてください。

<歯磨きは1日に1回(またはそれ以下)>

歯に虫歯のもととなるプラークがたまってしまい、虫歯菌を増殖させます。

<間食などダラダラ食べることが多い>

1日に同じ量を食べていても、時間を決めずにダラダラと食べている方が口の中に食べ物が常にある状態、つまり酸性のままになり、虫歯になる確率を上げてしまいます。

<糖分の多いものをたくさん食べる>

虫歯菌は糖分を餌にどんどん増殖します。

<定期的な歯科検診に行かない>

気づかないうちに、見えにくい場所へ虫歯ができてしまっているかもしれません。

虫歯はひとつあると、他の健康な歯にも移ってしまいます。

<口の中が渇いている>

口がいつも開いている、また口呼吸をしていると殺菌作用のある唾液の分泌が減り、虫歯菌が住み着きやすくなります。

<歯並びが悪い>

歯並びが悪いとどうしても磨き残しが増えます。

【まとめ】

虫歯ができやすい体質と、できやすい生活習慣について紹介しました。

もともと遺伝的な部分は変えることができませんが、生活習慣を正すだけで虫歯になりにくい口内環境を作ることは可能です。

また、歯科検診に行くことで早期にトラブルを発見し、痛みのない治療で終わらせることもできますので、定期的にチェックしてもらうようにしましょう。

Q:Q,足育とはなんですか?赤ちゃんにも必要なのでしょうか?

A,最近、土踏まずがない扁平足(へんぺいそく)や、親指が変形してしまう外反母趾(がいはんぼし)などが子どもに多く見られるようになってきたことから、子どもの足を育てる「足育(そくいく)」の重要性が高まっています。

今回はそんな足育について、なぜ大切なのか、また日常的にできる対策などを紹介したいと思います。

【足育が大切な理由】

平坦できれいな道や、段差の少ない家で育つ現代の子どもたちの多くが、足のトラブルを抱えていると言います。

足は体全体を支える大きな役割を果たしているため、小さな頃からケアをしておかなければなりません。

ですが、子どもの足のトラブルに気づいていないお父さん・お母さんは非常に多く、足の形や指の様子など「個性のひとつ」だと放ってしまっているケースがほとんどです。

個性だと思ってしまっているものがトラブルだったら…?

そうなってしまわないように、足育を取り入れてトラブルのない健康な足を育ててあげましょう。

<悪い状態で放っておかない!>

「うちの子の足、土踏まずがない?」「歩き方がなんとなく変?」などの異変に気づいたら、痛がっていなくても放置せず、早めに専門家に相談しましょう。

骨格の基礎は10歳前後でほぼ完成します。

ですからそれまでにきちんとした足育をおこない、強く健康的な足を育てる必要があるのです。

【日常生活に足育を取り入れよう】

日常生活を送りながらできる足育をまとめましたので、ぜひ参考にして今日から取り入れましょう。

<赤ちゃんの場合>

足の裏を指で刺激すると、ぎゅーっと握るような反応が返ってきます。

これを毎日してあげることで、立ったり、歩いたり、走ったりするために足をうまく使える土台を作ります。

また首がすわる頃になると授乳時に縦抱きして、両足が床につくようにしてあげるのもいいでしょう。

さらにハイハイを始め出したら、膝だけで進むのではなく、足の指の腹を床に押し付けてけるように進んでいるか、をチェックしてあげてください。

<子どもの場合>

足の指でじゃんけんをしましょう。

ぎゅーっと握ってグー、親指をピーンと反らせてチョキ、指を思い切り広げてパーを作りましょう。

また、子どもたちの履いている靴も要チェックです。

きちんとしたソールのない、ベタッとしたサンダルやブーツなどは足育に向いていません。

もう一度子どもの履いている靴を確認してみてくださいね。

【まとめ】

足育の大切さについて、赤ちゃんや子どもたちが日常的にできる足育と合わせて紹介しました。

今は問題のないように見える足でも、小さいうちに足育に気をつけているかどうかで、姿勢や故障を防いであげることができます。

ここで紹介した足育を参考に、ぜひ今日から健康で強い足を育ててあげてくださいね。

Q:Q,トイレトレーニングはいつから始めるのがベストですか?

A,離乳食や歯磨き、卒乳など赤ちゃんの成長にともなう課題は本当にたくさんあります。

トイレトレーニングもそのひとつ。

ここでは、トイレトレーニングを始める時期や進め方などのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

【トイレトレーニングに最適な時期】

トイレトレーニングを始めるのに最適な時期としては「しっかり座れて歩ける」「自分の言いたいことが伝えられる」「おしっこの間隔が2時間以上あく」などのサインが見られる頃で、個人差はありますがだいたい2歳半〜3歳だと言われています。

<トイレトレーニングを始める季節>

トイレトレーニングは、薄着になる春先から夏にかけて始めるのがベストです。

なぜかというと、汚してしまった服を洗濯するにも、少ない衣類でしかも乾きやすいので、親の負担がぐんと減ります。

そしてもうひとつ、トイレトレーニングをする本人も薄着の方が脱ぎやすく、トイレに行きやすい、そんな理由からこの季節がいちばん向いているのです。

【トイレトレーニングの進め方】

トイレトレーニングを始める前に、まずはトイレに興味を持ってもらいましょう。

最近では絵本をはじめ、DVDやアプリなどでトイレとはどんなところなのかを紹介するものがたくさんありますので、ぜひ活用しましょう。

そしておしっこの出そうなときを見計らって、トイレへ誘ってみてください。

初めてのお誘いで、座ってくれたら十分です。

もしそこでおしっこが出たら、思い切り褒めてあげましょう。

しばらく座ってもでない場合は、座れたことを褒めてあげて「また行こうね」と声をかけてあげてください。

子どもさんの様子を見ながら、これを1日に数回おこない、習慣づけてあげるようにすれば、自分からトイレに行き、おしっこやウンチができるようになるでしょう。

【まとめ】

ここでは一般的な時期や進め方を紹介しましたが、子ども一人ひとり成長の速度が違うように、トイレトレーニングの方法や進めるスピードもさまざまです。

周りのお友達のオムツが取れたり、トイレトレーニングの話を聞いたりすると焦ってしまうお父さんやお母さんもいるかもしれませんが、トイレトレーニングは焦るとうまくいきません。

ですから子どものペースでゆっくりと、無理のないよう進めてあげてくださいね。

Q:Q,赤ちゃんが泣き止まないとき、どうすればいいですか?

A,赤ちゃんは泣くのが仕事とも言いますが、どんなに抱っこしてもあやしても泣き止まないときがあります。

赤ちゃんが泣くのには何かしらの理由があるのだろうけれど、泣き続けられてしまうとどうしていいのか、わからなくなってしまいますよね。

ここでは、赤ちゃんが泣いてしまう原因や、泣き止まないときの対策法を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【赤ちゃんが泣いている原因】

赤ちゃんが泣いているのには、次のような原因が考えられます。

<空腹のとき>

お腹がすくと赤ちゃんは泣きます。

授乳をしているにもかかわらず泣き続けるようなときは、うまく飲めていない可能性も。

赤ちゃんの体勢を変えてあげたり、飲ませ方を変えてみたりして、赤ちゃんが飲みやすいように調整してあげましょう。

<オムツが汚れている・不快なとき>

オムツが汚れていたり、テープの位置が不快だったりすると赤ちゃんは泣いてしまいます。

また、さっき替えたばかりでも、替えた直後におしっこやウンチをしていることもあるので、速やかにチェックして汚れている場合は替えてあげてください。

<暑いとき>

赤ちゃんに風邪を引かせたくないため、ついつい厚着をさせてしまうお母さんがいますが、暑いのは赤ちゃんにとってとても不快なこと。

暑いから泣いているのに、気づいてもらえず泣き続けて、さらに暑くなってしまう。

お腹いっぱい、オムツもきれい、それでも泣き続ける時は服を1枚脱がせてみましょう。

■夜泣きがひどい時の対策法

昼間と違って、周りが静かな夜間に泣き続けられると、みんなが起きてしまうんじゃないかと焦ってしまいますよね。

そんなときはお母さんのお腹の中にいた頃の音と似ていると言われている、換気扇の音や、レジ袋をこすり合わせる音を聞かせてあげるのも効果があるようです。

また窓を開けたり、玄関先に出たりして外の空気を吸わせてあげてみるのもひとつの手ですので試してみてください。

【まとめ】

赤ちゃんが泣いてしまう原因と対策について紹介しました。

今回ここで紹介した方法をいろいろ試してみたけれど、それでも長時間泣き止まないときは体調が悪いなどの場合もあります。

そんなときは迷わずかかりつけの病院へ問い合わせてくださいね。

Q:Q, 後追いが激しく困っています。いい対処法を教えてください。

A.生まれて9か月頃から、お父さん・お母さんの姿が見えなくなると後を追う「後追い」が始まります。

後追いをする赤ちゃんは、トイレだろうが危険なところだろうが、とにかく付いて行きたいため、親としては「怪我をしないかな…」とヒヤヒヤしたり、「ちょっとはひとりにさせてよ…」と心が疲れてしまったりするでしょう。

今回はそんな後追いについて、いつまで続くのか、そして対処法を合わせて紹介していきたいと思います。

【後追いをする期間】

赤ちゃんに後追いされるお父さんやお母さんは、赤ちゃんにとって特別な存在であり、常に見えていないと不安になってしまう人だと認識されています。

後追いはその証拠です。

そう考えるとうれしいけれど、その反面どこへ行っても追われたり、見失うと泣かれたりすると、 いつまで続くんだろうという不安も出てきますよね。

後追いは早ければ6か月頃から始まりますが、多くは9〜11か月頃ハイハイが上手にできる時期になると本格化します。

そして「少しの間離れても、必ず帰ってくる」とわかるようになる1歳半〜2歳頃徐々に落ち着いていきます。

【後追いに有効な対処法】

いつかは終わると頭ではわかっていても、こう毎日毎日後追いをされると、ストレスに感じてしまうこともあるでしょう。

そんなときにできる対処法があります。

<声かけをする>

いなくなってしまう不安を取り除くために「ちょっと待っててね」「トイレに行ってくるけど、すぐに帰ってくるね」など、こまめに赤ちゃんに声かけをしましょう。

トイレに入る際は「おかあさんここにいるよ」と呼びかけるのもいいでしょう。

また、帰ってきたときは「ね、帰ってきたでしょう!」と、離れても帰ってくるんだよということを伝えてあげてください。

<やらなければいけないことも適当に>

後追いをされると、家事などやらなければいけないことができず、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

そんなときは手抜きをしましょう。

家事をしていなくても、食事が手抜きメニューになってしまっても大丈夫。

完璧にする必要はありません。

心に余裕をもって、この限定期間をできるだけストレスフリーに過ごせるようにしましょう。

【まとめ】

後追いは、赤ちゃんにとって特別な存在である人にしか示さない、ある意味うれしい愛情表現です。

でも期間が限定されていると頭ではわかっていても、どこへ行くにもついてこられるとちょっと疲れてしまうのも事実。

そんなときは、こまめに声かけをして赤ちゃんを安心させたり、しなければいけない家事などちょっとだけラクしたり、うまく後追いと付き合えるようにしてみてくださいね。

Q:Q,乳歯の虫歯は  放っておいても大丈夫ですか?

A,子どもが虫歯になったら 歯医者へ連れて行くお父さん・お母さんがほとんどでしょう。

では、その虫歯が乳歯だった場合はどうしますか?

ここでは、乳歯が虫歯になった場合放っておいても大丈夫なのか?また、乳歯の虫歯予防についても紹介していきたいと思います。

【乳歯の虫歯は放っておいてもいいの?】

乳歯は永久歯に生え変わる際に抜け落ちてしまう歯です。

そのため「痛がっていなければ歯医者に連れて行く必要はないのでは?」

という声をよく聞きます。

ですが、乳歯の虫歯を放っておくと次のようなことになってしまいます。

<偏食になる>

噛むと痛みを感じたり、虫歯のせいで噛みにくくなったりすることで、硬い食べ物を嫌うようになり、偏食になってしまいます。

<顎の発達への影響>

上手に噛めなくなると、咀嚼回数が減り噛む力や顎の発達の妨げとなります。

<虫歯菌の増殖>

虫歯を放置していると口の中の細菌が増え、ほかの歯も虫歯になりやすくなります。

<歯並びが悪くなる>

虫歯のため乳歯を早期に抜歯した場合、両脇の乳歯が傾くことがあります。

そうなると永久歯が生えるスペースがなくなり、歯並びが悪くなってしまいます。

【とっても大切な乳歯の虫歯予防】

乳歯が虫歯になってしまわないためにできる予防法を紹介しましょう。

<間食の回数や内容に気をつける>

間食は1日に1〜2回、10時または15時と決めてダラダラ食べないようにしましょう。

また虫歯菌が好む、糖分をたくさん含むものばかりではなく、硬さのあるものも選ぶようにしましょう。

<仕上げ磨きは必須>

自分で歯ブラシが持てるようになると、仕上げ磨きを嫌がる子どもも多くなりますが、磨き残しは虫歯になる大きな原因のひとつです。

とくに就寝中は殺菌作用がある唾液の分泌も減少し、虫歯菌が増えやすくなります。

仕上げ磨きは必ずしてあげるようにしましょう。

<定期的に歯科検診を受けよう>

虫歯があっても、痛みを感じないものがあったり、お父さん・お母さんが見逃してしまっていたりすることもあります。

ですから、定期的に歯科検診を受けるようにしましょう。

その際歯を強くし、守ってくれるフッ素を塗ってもらうのもおすすめです。

【まとめ】

乳歯の虫歯を放置するとどうなってしまうのか、また予防法について紹介しました。

乳歯はそのうち抜けてしまうからと思っている人も多いかもしれませんが、虫歯になってしまうと永久歯へ大きな影響が出てしまう可能性がありますので、虫歯になってしまったら必ず歯医者で治療してもらうようにしましょう。

また日頃からできる予防を心がけ、定期的な歯科検診を利用し、虫歯にならないよう気をつけてあげてくださいね。

Q:Q,離乳食はいつから スタートすればいいのですか?

A,赤ちゃんが生まれてしばらくすると、離乳食のことを考え始めるお母さんが多いでしょう。

離乳食はあげないとダメなの?離乳食っていつからあげるの?

今回はそんな離乳食に関する疑問について紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

【赤ちゃんに離乳食が必要な理由】

生まれてから母乳やミルクしか飲んだことのない赤ちゃん。

成長していくにつれ、大人と同じように食べられるようになるためには、噛んだり飲み込んだりする練習が必要となります。

また離乳食を食べることで母乳やミルク以外の味や食感、食べ方などを学び、さらには消化器官の発達も促していくため、赤ちゃんの成長には欠かせないのです。

【離乳食を始める時期とサイン】

まず離乳食を始めるためには、赤ちゃんの首がしっかりと座っているか、また支えがあればきちんとお座りができるかをチェックしてあげましょう。

そして周りの人が食べているのもに興味を示しているか、食べているのを見てよだれが出たり、口を動かしたりしているか、そんな点も離乳食スタート時期のサインです。

こういったサインの出る時期は、一般的に生後5、6か月だとされていますが、赤ちゃんによっては個人差もありますので、お母さんがしっかりと見極めてあげてくださいね。

【離乳食は4ステップに分かれる】

離乳食は5、6カ月ごろから始め、4ステップを経て18カ月ごろに完了できるように進めていきます。

<1・飲み込む練習「ゴックン期」5〜6ヶ月ごろ>

1日に1回から、おかゆの上澄みなどポタージュ状のものをスプーンであげましょう。

1ヶ月くらいして慣れてくると、ヨーグルトほどの固さのものを1日2回あげてください。

<2・つぶす練習「モグモグ期」7〜8ヶ月ごろ>

スムーズに飲み込めるようになったら、次は口の中でつぶす練習に移ります。

1日に2回、お豆腐くらいの固さのものをスプーンであげてください。

<3・噛む練習「カミカミ期」9〜11ヶ月ごろ>

この頃になると、歯茎で上手に噛めるようになります。

また今まではスプーンで食べさせてもらっていましたが、自分の手で掴んで食べたい赤ちゃんも増えてきます。

この時期の食べ物は、バナナなど歯茎で噛んで食べられるくらいの固さのものを用意し、1日3食のリズムを作っていきましょう。

<4・自分で食べる練習「パクパク期」12〜18ヶ月ごろ>

前歯が生えそろうこの時期は、上手にかじったりできるようになります。

手で掴んだりスプーンを使ったり、自分で食べる練習をさせてあげましょう。

食べ物は歯茎でつぶせるくらいの麺類や肉団子などで、1日に3回、足らない場合はおやつで調整してあげてください。

【まとめ】

今回は離乳食を始める時期について、離乳食の大切さも合わせて紹介しました。

わかりやすく月齢や、進め方などを細かく記載しましたがこれはあくまで目安ですので、それぞれの赤ちゃんの成長状況に合わせて進めてあげてくださいね。

Q:Q.断乳それとも卒乳?母乳はいつまであげればいいのか教えてください。

A.母乳は赤ちゃんが必要とする栄養源であるだけでなく、お母さんと赤ちゃんの絆を深める大切なスキンシップのひとつです。

ですが赤ちゃんが成長していくにつれ、離乳食が始まったり、保育園への入園を考えたりすると、いつまで母乳をあげたらいいんだろうという疑問が出てきますよね。

今回は、赤ちゃんへの母乳はいつまであげたらいいのか、卒乳の時期について紹介したいと思います。

【母乳はいつまであげた?先輩お母さんたちの声】

母乳育児をしてきた先輩お母さんたちが、母乳をいつまであげていたのか実際の声を集めてみました。

・下の子の妊娠をきっかけに1歳半で断乳しました。

完全母乳だったのでとても不安でしたが、やめないといけない状況だったので思い切って、もう終わり!と。

夜は3日ほど泣かれましたが、4日目からはよく寝るように。

すごく恐れていたのに意外と諦めが早く、驚きました。

・生後6ケ月で仕事復帰したため断乳。

少しかわいそうかなとも思いましたが、1週間もかからずミルクのみで平気になりました。

またミルクは哺乳瓶が空になったら終わりなので、いつまでも授乳に付き合わなくても良くなり、お互いの睡眠の質も上がり結果良かったと思っています。

・生まれたての頃から母乳とミルクの混合。

離乳食が始まり、母乳の回数もぐんと減りましたが、子どもが欲しがるならあげようと思い断乳はしませんでした。

結局2歳になる手前まであげましたが、最後は本人と「もう赤ちゃんじゃないからいらないよね?」と話し合い、卒乳を決めました。

【断乳しても罪悪感は感じないで!】

子どもが無理なく自然とおっぱいから離れられる卒乳が理想だとはいえ、お母さんや家族の事情などで断乳しないといけない場合もあります。

中には「断乳すると子どもがかわいそう…」そんなことを言う人もいるかもしれません。

ですが、母乳は子どもへ栄養を与えてあげる手段の1つ。

母乳をやめてもほかにミルクや離乳食など、十分な栄養を子どもに与えられているのであればやめても大丈夫なのです。

子どもにとっていちばん大切なのは母乳で育てることではなく、お父さんやお母さんが幸せな気持ちで、また笑顔で接してくれること。

だから断乳することに罪悪感は感じないでくださいね。

【まとめ】

母乳は「子どもが〇歳までにやめなければならない」というような決まりはありません。

今回の記事を参考に、それぞれの家庭環境や状況により、また十分な栄養が与えられていれば、いつやめても大丈夫なんだということが伝わればうれしいです。