A.生まれて9か月頃から、お父さん・お母さんの姿が見えなくなると後を追う「後追い」が始まります。
後追いをする赤ちゃんは、トイレだろうが危険なところだろうが、とにかく付いて行きたいため、親としては「怪我をしないかな…」とヒヤヒヤしたり、「ちょっとはひとりにさせてよ…」と心が疲れてしまったりするでしょう。
今回はそんな後追いについて、いつまで続くのか、そして対処法を合わせて紹介していきたいと思います。
【後追いをする期間】
赤ちゃんに後追いされるお父さんやお母さんは、赤ちゃんにとって特別な存在であり、常に見えていないと不安になってしまう人だと認識されています。
後追いはその証拠です。
そう考えるとうれしいけれど、その反面どこへ行っても追われたり、見失うと泣かれたりすると、 いつまで続くんだろうという不安も出てきますよね。
後追いは早ければ6か月頃から始まりますが、多くは9〜11か月頃ハイハイが上手にできる時期になると本格化します。
そして「少しの間離れても、必ず帰ってくる」とわかるようになる1歳半〜2歳頃徐々に落ち着いていきます。
【後追いに有効な対処法】
いつかは終わると頭ではわかっていても、こう毎日毎日後追いをされると、ストレスに感じてしまうこともあるでしょう。
そんなときにできる対処法があります。
<声かけをする>
いなくなってしまう不安を取り除くために「ちょっと待っててね」「トイレに行ってくるけど、すぐに帰ってくるね」など、こまめに赤ちゃんに声かけをしましょう。
トイレに入る際は「おかあさんここにいるよ」と呼びかけるのもいいでしょう。
また、帰ってきたときは「ね、帰ってきたでしょう!」と、離れても帰ってくるんだよということを伝えてあげてください。
<やらなければいけないことも適当に>
後追いをされると、家事などやらなければいけないことができず、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
そんなときは手抜きをしましょう。
家事をしていなくても、食事が手抜きメニューになってしまっても大丈夫。
完璧にする必要はありません。
心に余裕をもって、この限定期間をできるだけストレスフリーに過ごせるようにしましょう。
【まとめ】
後追いは、赤ちゃんにとって特別な存在である人にしか示さない、ある意味うれしい愛情表現です。
でも期間が限定されていると頭ではわかっていても、どこへ行くにもついてこられるとちょっと疲れてしまうのも事実。
そんなときは、こまめに声かけをして赤ちゃんを安心させたり、しなければいけない家事などちょっとだけラクしたり、うまく後追いと付き合えるようにしてみてくださいね。