A,第一反抗期とも呼ばれるイヤイヤ期は、その名の通り何をしても「イヤイヤ」と嫌がります。
子どもにとって大事な成長過程のひとつだとわかってはいるけれど、何でもかんでもイヤイヤと言われ続けると、親としてはどうにかならないかと頭を悩ませてしまいます。
今回はそんなイヤイヤ期がどうして起こるのか、またうまく乗り切る方法などを紹介していきたいと思います。
【イヤイヤの原因】
イヤイヤ期は、言葉で自分の言いたいことを伝え始めるようになる1歳半〜3歳頃までだと言われています。
また、2歳くらいが絶頂期で一般的に「魔の2歳」と呼ばれる要因のひとつだと言われています。
では、このイヤイヤ期はなぜ起こるのでしょうか。
<不安と甘え>
お父さんやお母さんの注目が自分から逸れてしまことで不安な気持ちになったり、自分に向いてほしいという甘えから、かまってほしくなったりすることで、わざとイヤイヤを繰り返します。
<欲求不満>
「まだ遊びたい」「もっと食べたい」「いま着替えたくない」など、子どもにはたくさんの欲求があります。
そんな欲求がすべて満たされないことに、イヤイヤと感情をぶつけています。
<言葉でうまく伝えられない>
言いたいことはたくさんあるのに、上手に言えない。
言えないから伝わらない、わかってもらえない、もう全部イヤイヤ!
少しずつ話せるようになってきたからこそ、言葉が足りず伝えられないもどかしさに感情が爆発してしまいます。
【イヤイヤ期をうまく乗り切る4つの方法】
イヤイヤ期は誰もが通る成長過程、だからこそお互い少しでもストレスを軽くしたいですよね。
そのためにできる対処法があります。
<子どもに選ばせる>
「歯磨きして」→「イヤ!」、「これに着替えて」→「イヤ!」になるのであれば、「歯磨きとお着替えどっちにする?」「このシャツとこっちのブラウスどっちがいい?」と、子どもに選ばせましょう。
<先のプランを告げておく>
遊びでもTVでも、始める前に「時計がピピピって鳴ったら終わりだよ」
など、終わりを告げておきましょう。
また「終わったら一緒にお風呂入ろうね」など、先のプランを簡単に伝えておくことで本人もスムーズに次の行動へ移ることができます。
<諦めも肝心>
イヤイヤ期は一時的なものです。
正面からしっかりと向き合って、ダメなものはダメと教えてあげるのがベストですが、どちらも引けない状態になるのは良くありません。
時には大人が諦めることも、大切です。
ちょっと時間をおいてみると、言いすぎたかな?と思えるかもしれません。
<よそのイヤイヤを覗き見しよう>
イヤイヤ期はほとんどの子どもが通る道です。
ですから、ネットなどでほかの子たちのイヤイヤ期を覗いてみましょう。
「え?こんなことで?」と思えるようなことから、ちょっと笑えるものまであります。
そうやって、イヤイヤ期を少し楽しんでみましょう。
【まとめ】
子どものイヤイヤ期の原因と、対処法について紹介しました。
個人差はありますが、イヤイヤ期はほとんどの子どもたちが通る成長過程です。
しかも期間限定ですから、上手に子どもの思いをくみ取り、欲求を満たしてあげながら、できるだけストレスのかからない対処法で乗り切ってほしいと思います。