A,離乳食がはじまり、だんだんと固形物が食べられるようになってくると、手づかみでご飯やおやつを食べる子供が増えてきます。ですが、そもそも手掴み食べっていつまでするものなんでしょうか?
「他の子はもう手掴みしていないのにうちの子だけ…」と不安になってしまうママも多いと思います。そこで今回は、手掴み食べに関して解説していきます。
赤ちゃんは生後5カ月頃から手に持ったものを口に運ぶ
そもそも赤ちゃんが手でものを掴んでいるのは、視覚的な部分以外の、感覚も発達させるためです。つまり、脳の発達のために必ず必要な行為であることは確かです。
そうすることで外の世界を認識していくものなのですが、保育園などに入るとなぜか「他の子はできているのに、うちの子は未だに手掴み」というのが顕著に感じられ焦ってしまうママが多いようです。
手で食べることがいけないわけではない
手掴みで食べってどうしても印象がよくないですが「子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか?」という本の中では2歳頃までに箸などが使える子はなぜか偏食などの偏りがあると記載されています。
もしかすると、まだ学習段階の赤ちゃんにとってはどこかしらに無理が生じた結果なのかもしれません。
そういった意味でも、手掴み食べは推奨されていますが、子供は成長するし、いつまでも手掴みというわけにはいきません。どれくらいまでを目安にするべきなのか迷ってしまう人もいるでしょう。
本人のやりたい気持ちを尊重する
ママやパパはどうしてもテーブルマナーが気になってしまうものです。ですが、もしお子さんが今手掴みで楽しく食べているのであれば、今はまだスプーンやフォーク、箸などは早いのかもしれません。
個人差はありますが、スプーンやフォークは3歳頃、箸は5歳頃までには概ね使えるようになると言われています。ですので、焦ることなく本人のやりたいと思う気持ちを尊重してあげましょう。
特にスプーンやフォークなどは、早い段階から持たせてみて、手掴みと並行することでいつのまにかできていることも多いです。逆に、できたときはしっかりと褒めてあげましょう。そうすることで子供の「やりたい」を刺激することができます。
また、成長はみんな同じではありません。個人差があるものですのでお子さんのタイミングとやりたい気持ちを見極めてあげてください。