A,「あれもこれも欲しい!」好奇心たっぷりな子どもたちは、自分の周りにあるものすべてに触れたい、見たいという感情に溢れています。
そんな感情の高ぶりから、お友達が遊んでいるものにまで興味が湧き、奪い取ってしまう子どももたくさんいます。
何回ダメだと言っても繰り返してしまう、そうこうしているうちにお友達と遊ばせるのが億劫になってしまった…というお父さんやお母さんもいるかもしれません。
今回は、そんな奪い取ってしまう子どもへの対処法について紹介しますので、少しでも参考になれば嬉しいです。
【なぜ繰り返しお友達のおもちゃを奪うの?】
「どうしても欲しい、けど言葉では言えないから奪う…」お友達が持っているおもちゃを奪い取ってしまうことは、どの子どもに経験があると思います。
ですがそれは「やってはダメ」ということをきちんと子どもに理解させて、もう繰り返さないようにしなければなりません。
いくらダメだと伝えても、奪うことを繰り返してしまう。
もしかすると、こんな叱り方をしていませんか?
<なんで取るの?と理由を追求している>
おもちゃを取ったことについて「なんで?」と聞かれると子どもは困ってしまいます。
なぜなら、理由はただ単に「そのおもちゃが欲しかったから…。」
親はその理由を踏まえて、そうやって取っちゃダメなんだよということを伝えなければなりません。
<叱るだけで終わっている>
「取っちゃダメ!」と叱るだけ叱って終わりになっていませんか?
なぜ取っちゃダメなのか、どうやって手に入れたらいいのか、その方法を教えてあげなければまた繰り返し奪ってしまいうことになります。
【おもちゃを奪ってしまうときの対処法 】
お友達のおもちゃが欲しくて奪ってしまった…そんなときはその場で「いきなり奪ってしまうのはダメだよ、自分も取られたら嫌でしょ?」と子どもにダメな理由を理解させます。
そして次に「欲しいときはこうやってお友達から貸してもらおうね」と、貸してもらうときのルールも一緒に教えてあげましょう。
少し話せる子どもには「貸してちょうだい」という言葉を。
まだ上手に話せない子どもには「ちょうだい」というジェスチャーを。
家の中でもこうしたルールを徹底させて日常生活に取り込んで、外でも同じようにできるよう仕向けてあげましょう。
【まとめ】
お友達のおもちゃを奪ってしまう子どもへの対処法について、親の注意点と対処法を紹介しました。
「どうしても欲しい」と思う好奇心は、子どもの成長には欠かせない感情のひとつです。
その感情をうまく相手に伝えられるようになるため、ぜひ日常的にお家でも「ちょうだい」の練習を取り入れてみてくださいね。