A,「子供のうつぶせ寝はキケン」という話を聞くことは多いですが、そもそもなぜうつぶせ寝をしてはいけないのかと疑問に思ったことがある人は多いはずです。
そこで今回はうつぶせ寝の危険性について解説していきます。
うつぶせ寝にはいくつかリスクがある
大人がうつぶせで寝てもたいして問題ないですが、子供がうつぶせ寝をするのにはある程度リスクがあります。
- 窒息
- SIDS(乳幼児突然死症候群)
どちらも死に直結してしまうリスクを伴うので、うつぶせ寝はキケンだと言われています。
うつぶせ寝のリスク①:窒息
大人はやわらかい布団で眠るのはとても気持ちがよいものです。疲れも取れますし、むしろ柔らかい布団を選んでいる人も多いでしょう。
ただ、赤ちゃんの時は筋肉が未発達のため、柔らかい布団はおすすめできないのです。例えば寝返りでさえも赤ちゃんには難しいのです。
首が座り、腰がしっかりしてくると寝返りをすることができるようになりますが、寝ている最中はそれが難しいかもしれません。つまり、苦しくても寝返りできないだけでなく、柔らかな布団で力が入りにくくなってしまうのです。
そのため、うつ伏せのまま窒息してしまうリスクがあるので、うつぶせ寝はキケンと言われています。
うつぶせ寝のリスク②:SIDS(乳幼児突然死症候群)
そして一番気になるのが、SIDS(乳幼児突然死症候群)です。これはなんの前兆もなく突然赤ちゃんが亡くなってしまう病気ですが、原因は未だ解明されていません。
ですが、このSIDS(乳幼児突然死症候群)で亡くなっている赤ちゃんの多くがうつぶせ寝の時に症状が出ている傾向があるため、赤ちゃんは仰向け寝が推奨されています。
また、SIDS(乳幼児突然死症候群)については厚生労働省からも文書がでており、1歳くらいまではうつぶせ寝をさせないようにと推奨されています。
寝ていても自由に寝返りできれば基本的には問題ない
ただ、四六時中みていることはできません。そこで、うつぶせ寝になってしまっても大丈夫なポイントとして、寝ていても寝返りなどを自由にすることができれば問題ないと言われています。
ですので、寝返りがしっかりできるようになるまでは、柔らかい布団は避け、できるだけ子供が寝返りしないように注意したりアイテムを使用しながらうつぶせ寝を避けることをおすすめします。